Seminar

 

 

 

 

 


ゼミ概要

グローバル化がますます深まりを見せる中で、各国単位では解決できないグローバルイシューが増加の一途にあります。本ゼミでは、安全保障、環境、経済、開発など様々な分野におけるグローバルイシューにいかに取り組んでいけば良いのかについて考えます。特定の一つの分野ではなく、様々な分野の問題を取り上げる事で、より総合的、複眼的な国際問題の理解を身につける事を目指します。 本ゼミは、国際政治を理論的に理解分析する能力を高めるとともに、実際の国際政治過程を、決して「よその世界」の話にすることなく、自分の体験として理解すること、さらには、社会に出た際に必要となる交渉能力、企画立案能力、説得能力を高めることを、その目的としています。


特徴

本ゼミでの学習を通して、ディスカッション能力、プレゼンテーション能力、企画提案能力、そして論理的文章執筆 能力の向上を目指します。

自ら進んでリサーチを行い、ディスカッションに積極的に参加する意欲の高い学生を 歓迎します。


卒業生進路

本ゼミには、例年、進学希望者、公務員希望者、民間企業就職希望者、いずれも参加しています。他のゼミとの違いとしては、やや進学希望者が多いことでしょうか。厳しい論文指導も本ゼミの特徴の一つで、過去10年間に15本以上のゼミ論文が、学部表彰の対象となっています。

ゼミのOB/OG進路の一例としては、

進学
東京大学大学院、京都大学大学院、東北大学大学院、一橋大学大学院、神戸大学大学院、慶応大学大学院、立命館大学大 学院、American University、Lancaster University(イギリス)、Institute of Social Studies(オランダ)、Granada University(スペイン)など、主に国際系、公共政策系大学院へ進学

民間企業
三菱商事、伊藤忠商事、トヨタ、豊田通商、キャノン、日立、東芝、みずほフィナンシャルグループ、SoftBank、読売新聞(記者)、BSS山陰放送(アナウンサー)、キーエンス、アクセンチュア、 リクルート、ファーストリテーリング、日本総研、パソナなど多様な業種の民間企業

公務員
防衛省、外務省、JICA、県府庁、市役所、警察、入国管理局など

その他
弁護士、長江大学講師、フロリダ国際大学職員、神戸大学職員、日本財団、広島平和文化センター、JAL(パイロット)、京都第二赤十字病院(看護師)など


ゼミの過去の活動

ゼミ生の学部表彰論文

・2020年度 教育賞「アメリカはなぜINF条約を離脱したのか―政策の窓モデルを用いたアメリカの外交政策決定過程分析―」
・2019年度 教育省 「捕鯨と国際関係-IWC脱退をめぐる政治過程と日本をとりまく国際関係の変化の分析」
・2017年度 優秀賞 「なぜウルグアイは世界で最初にマリファナ合法化に踏み切ったのか―マリファナ市場合法化をめぐる政策決定過程の考察」
       教育省 「フランス国内の「移行期危機」と過激化・テロ増加の関係性―「イスラームVSフランス的価値」の虚構―」
・2016年度 教育省 「日本のインテリジェンス・コミュニティ再編成における考察」
・2015年度 +R奨学金 「ボスニア内戦は「民族紛争」か?―紛争の「大衆化」モデルを用いた人脈ネットワークの分析―」
・2014年度 優秀賞「平和構築のための緊急支援に関する規範形成過程―コンストラクティヴィズムの視点に基づく「権利としての教育」の分析」
       奨励賞「アイデンティティ・ポリティクスによる暴力形成の原因と過程―1994年のルワンダ虐殺から―」
・2013年度 奨励賞「攻撃型無人航空機運用をめぐるパキスタンの対外行動の分析」
・2012年度 教育賞「冷戦前期におけるレジーム形成と宇宙開発~米ソ安全保障レジーム形成過程と宇宙開発発展過程の相互作用~」
       教育賞「紛争後社会の再出発としての真実和解委員会―コソヴォへの設置の可能性を検討する」
       奨励賞「日本のインテリジェンス構造―有効なインテリジェンス構造への必要条件」
・2011年度 教育賞「冷戦の科学技術―核兵器と宇宙開発の必然的同時代性」
       奨励賞「『保護する責任』、その意義と限界について」
・2010年度 教育賞「われわれ意識と国際関係」
・2009年度 教育賞「社会問題解決に向けた企業の社会的責任(CSR)の考察―企業とNGOの連携の可能性と課題―」